火の神蒸溜所見学

蒸溜所見学

はじめに

この記事で分かること

・火の神蒸溜所見学ツアーの内容
・無響室での特別なテイスティング体験

今回は鹿児島県枕崎市にある火の神蒸溜所の見学ツアーに参加してきました。

製造設備や熟成庫の見学だけでなく、無響音室での特別なテイスティング体験もあり、
想像以上に充実した時間を過ごすことができました。

この記事では、火の神蒸溜所見学ツアーの様子や見どころ、実際に体験した感想を紹介します。

火の神蒸溜所基本情報

火の神蒸溜所は鹿児島県枕崎市にあるウイスキー蒸溜所です。

モルトウイスキーとグレーンウイスキーの製造設備を備え、樽工房や熟成庫まで同じ敷地内で運営されているのが特徴です。

所在地・営業時間

〒898-0043
鹿児島県枕崎市火之神北町388番地

営業時間
10:00-16:00

休館日
水曜日

アクセス

  • 枕崎駅から車で約10分
  • 鹿児島中央駅から車で約70分
  • 駐車場あり

私が参加したのは、無響音室でのテイスティング体験が含まれるスペシャルプランでした。

火の神蒸溜所に到着

入り口手前には鮮やかな赤色の案内看板が設置されており、見学前から期待感が高まります。

そしてしばらく進むとまず目に入ったのは、コンクリートのモダンな建物でした。

美術館や現代建築を思わせる洗練されたデザインが印象的です。

蒸溜所というより、ひとつの文化施設を訪れたような感覚になりました。


木の温もりを感じるビジターセンター

ビジターセンターへ向かいます。

館内は木材を基調とした落ち着いた空間で、温かみのある雰囲気でした。

展示やショップスペースも整えられており、蒸溜所の世界観をゆっくり楽しむことができます。

ウイスキー好きはもちろん、これからウイスキーに興味を持ちたい人でも楽しめそうな空間だと感じました。

製造設備と熟成の世界を学ぶ

ツアーではガイドの方の説明を聞きながら製造設備を見学しました。

ウイスキーの製造工程は、粉砕→糖化→発酵→蒸留→貯蔵です。

蒸溜所によって様々なこだわりや管理方法があり、
蒸溜所見学ではガラス越しに設備を見学しながら説明を受け、実際の製造現場や想いを間近に感じられます。

また、熟成に使用される樽や樽工房についての説明もありました。
火の神蒸溜所はモルトウイスキー(大麦麦芽)とグレーンウイスキー(穀類)両方の製造設備、樽貯蔵庫(ウェアハウス)に加え、国内でも数ヶ所しかない樽工房(クーパレッジ)を同敷地内に備えた世界的にも珍しい蒸溜所です。

日本にわずか60名ほどしかいないとされる樽職人(クーパー)のうち、3名がこの火の神クーパレッジで日々樽と向き合っているそう。

ウイスキーの味わいは蒸溜だけでなく、どのような樽で熟成されるかによって大きく変化します。

普段何気なく飲んでいる一杯の裏側には、多くの工程と時間があることを改めて実感しました。

無響室で0PPMと1PPMの違いを当てる

今回の見学で最も印象に残ったのが、無響室でのテイスティング体験です。

無響室とは、外部からの音や反響音を極限まで排除した特殊な空間です。

外界の音を遮断し、照明を落とした静謐な空間で嗅覚と味覚に集中することで、ウイスキーの微かなニュアンスや純粋な品質がよりダイレクトに伝わるとのこと。

室内へ入ると驚くほど静かで、自分の呼吸音や服が擦れる音まで聞こえてきます。

その静寂の中で行われたのは、
AとBの2種類のウイスキーを飲み比べ、ピートレベル(PPM)の違いを当てるという体験でした。

※ピート‥泥炭。スモーキーフレーバーの源流となるもの。

用意されていたのは、どちらもモルトウイスキー(バーボン樽)
違いはピートレベルのみで、一方が0PPM、もう一方が1PPMです。

正直なところ、
最初は「たった1PPMの違いなんて分かるのだろうか‥」と思っていました。

しかし静寂の中で目を閉じ、何度も香りを確かめながら比較していると、わずかな違いに意識が向くようになります。

普段の環境では気づけないような微細な違いに集中できたことは、とても貴重な体験でした。

ウイスキーを「飲む」というより、「感じる」

そんな表現がぴったりの時間でした。

見学後は4種類の原酒を試飲

ツアーの最後には試飲の時間が設けられていました。
見学ツアーを予約した方のみが利用出来る「RED bar」です。

今回試飲したのは以下の4種類です。

  • HINOKAMI NEWBORN #1(BOURBON CASK)
  • HINOKAMI NEWBORN #2(BOURBON CASK / OLOROSO SHERRY CASK)
  • Grain Whisky(SHOCHU CASK)
  • Malt Whisky(BOURBON CASK)

特に樽の違いによる個性の変化は興味深く、同じ蒸溜所で造られた原酒でも表情が大きく異なることを実感しました。

また、大きな窓から広がる景色を眺めながらの試飲はとても贅沢な時間でした。
ウイスキー原酒を練り込んだチョコレートとのペアリングも楽しめます。

蒸溜所見学に参加すると、製造工程や熟成について学んだ後に味わう一杯は普段飲むウイスキーとはまた違った特別なものに感じられます。

まとめ

火の神蒸溜所見学ツアーは、単なる施設見学にとどまらず、ウイスキーをより深く知ることができる貴重な体験でした。

洗練された建築、製造設備の見学、熟成についての学び。
中でも、無響音室での体験は非常に印象的で、火の神蒸溜所ならではの魅力だと感じました。

ウイスキーが好きな方はもちろん、これから興味を持ちたい方にもおすすめできる見学ツアーだと思います。

鹿児島を訪れる機会があれば、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

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